北総線 臨時ライナーに乗る
おはようございます、京成線のダイヤ改正を前にドキドキワクワクが止まらない熊谷太一です。
今朝は印旛日本医大駅に来ています。
お目当てはこちら、臨時 京成上野行きへの乗車です。
臨時と言えど、こちらは2020年10月から平日は毎日運転されている列車で、北総線の印旛日本医大・千葉ニュータウン中央からの利用客が混雑を回避しつつ確実に座れる列車として登場しました。
元々スカイライナーの送り込み回送として使用していたダイヤで、
「これ、営業列車にしちゃえば小遣い稼ぎになるんじゃね?」
というコロナ禍にあえぐ京成が捻り出した策……なのかどうかは知りませんが、ともあれ活用できるものは何でも使ってやるという心意気が見えます。
印旛日本医大には発車時刻4~5分前に成田空港方から入線。
ここからの乗車は10人弱と思われます。
6:55に定刻で発車です。
臨時ライナーの名物(?)といえば、「紙芝居」と喩えられる次駅案内。車内の案内モニターが対応していないために行われる措置です。まぁ臨時だもんね……。
こちらはラミネートされたA3サイズの紙をマジックテープで貼り付けるというもの。ちゃんと駅を出ると添乗するスタッフの方がベリベリと剥がして次の駅への案内に貼り替えていました。
ちなみに自動放送も対応していないので、車掌さんの肉声放送が流れます。逆に新鮮。
印旛日本医大を出て、列車はほぼ最高速度で走行。
定期ライナー(?)と遜色ない走りを楽しめます。
というか京成アプリではスカイライナー扱いなんですね……。
千葉ニュータウン中央では20人弱が乗車。
後述しますがライナー券は500円なので15,000円程度の売上でしょうか。
元々回送なので運転士さん車掌さんの人件費はノーカン。添乗スタッフさんの人件費を考えれば……。まぁ、ちょっとはプラスになるかなって感じですかね。「500円も積もれば」ってやつです。
撮影用のカメラとファミマで買ったコーヒー、それからライナー券購入用の500円玉です。
カメラにはこの前生やした新入りのレンズを付けています。35mm換算で28-300mmの便利ズームです。
そういえばOLYMPUSのカメラ事業は新会社に移管され、この前新製品の発表もありましたね。
ミラーレス・マイクロフォーサーズの限界に挑戦していくスタイルも良いと思います。
車掌さんのアナウンスを合図に、スタッフさんが特急券の発売を始めました。車内で現金精算なので、味のある紙チケットです。一応加工しておきました。
車内で売れば北総線の駅員が面倒な思いしなくていいし、停車時間も少なくて済むってわけですね。
んで、ふと速度計アプリを見ると
な ん か 遅 く ね ?
いや、営業列車の間を縫って走る回送が由来なのでわかるんですけどね。
途中で追い抜きもせずにのんびりのんびり走っています。
この調子で30分程走行し青砥に到着。
ここでは始発の三崎口行きに接続するので、運が良ければ乗り換え先でも座れますね。
ベリベリ……ペタッ。
日暮里では大半の利用客が降車。
皆さんJRへと乗り換えですね。
ベリベリ……。
流石にすぐ終点かつ利用客もまばらなので、上野の案内は貼られないようです。
臨時ライナーの運行開始以降、スカイライナー車両の1・2号車上野寄りの仕切りには案内貼り付け用のマジックテープが付けられるようになりました。
知らない人からすれば「?」でしょうけど、京成の苦労を察する部分でもあります。
7:51 京成上野に定刻で到着。
約1時間かけてゆったり?ダラダラ?上ってきた臨時ライナーは、折り返し8:00発のスカイライナーとして発車していきます。先程のルートを今度は最高速度で駆け抜けるわけですね。
ちなみに成田空港の到着は8:46なので、臨時ライナーよりも所要時間が短い模様。
この後は改札外のカフェで朝食としました。
クロワッサンうまうま。カレーパンうまうま。
ちなみに2/26のダイヤ改正以後、臨時ライナーは所要時間が短縮されるらしいので機会があればまた乗りに行きたいものです。
それでは、また次回。